クラウンアスリートのATF(オートマオイル)交換のご依頼。
走行は7万km弱ですが「せっかくなんで」という事でオイルパンも取り外してしっかりクリーニングも実施します。
これで抜ける量は約4L。全容量が9.5Lなので半分も抜けないという事ですね。
汚れはそれほどでもありませんね。
オイルパンを外しました。
マグネットには鉄粉が付着。
オイルパンとマグネットを拭いたウエスです。
抜いたATFはキレイに見えてもオイルパンの底にはこれだけの不純物は沈殿しているという事ですね。
ミッション本体側、オイルストレーナー(フィルター)を外してパーツクリーナーで洗浄。
オイルパンとストレーナーを外す事で約1LのATFが抜けました。
ここまでやっても半分近くのATFがミッション内部の残っている事になります。
この内部に残ったATFもしっかり入れ替えるのがトルコン太郎での圧送交換です!
新しいストレーナーを取り付けて外したオイルパンを戻したらいよいよトルコン太郎の出番です。
トルコン太郎を接続するためにオイルクーラーを取り外してアタッチメントを装着。
8速オートマは専用のアタッチメントとなりますが当店は先月導入済みでした!
トルコン太郎接属完了。この時点で抜けた分のATF約5Lは補充済みです。
半分交換済み状態ですね。
真ん中のビンは交換前の抜いたATFです。
最初に抜いている時はそんなに汚れていないように見えても新しいATFを比べると真っ黒ですね。
右のレンズは車内のATFです。半分交換された状態で少しキレイになってます。
アップにすると分かりやすいかな?
若干透明感も戻っています。
出来れば少し費用を抑えめにというご依頼だったので1回目の圧送交換は5Lで。
既にだいぶキレイになっているので十分効果はあります。
一回目の圧送交換後です。
赤みも透明感も出ましたね。
この状態で約30分間のクリーニングモード。
新しいATFで内部を濯いでトルコン太郎のフィルターで落ちた汚れをキャッチします。
そして2回目、仕上げの圧送交換へ。
仕上げはワコーズATFセーフティスペックをチョイス。
澄んだ真っ赤なATFに入れ替わりました。
規定の温度でATFをオーバーフロー(溢れさせて)させて油量調整。
試運転をして作業終了となりました。