マフラーの吊り下げ部分の溶接が取れてカラカラ音がするとの事での修理のご依頼。
ディーラーでは取り替えるしか無いと言われた様で…
一旦状態を確認するためご来店いただきました。
もともと赤線の様な感じでステーが溶接してあり、吊りゴムで吊ってあります。
溶接部分が錆と振動で取れてしまうという比較的良くある故障です。
取れた部分の鉄板の状況によっては溶接で修理可能となるのですが…
カラカラ異音を発するので取り外してあり、外した部分はディーラーからは受け取っていない。
ディーラーでは溶接修理はあまりせず、取替前提での対応だったので処分しちゃってますかね?
さすがに外した部分の部品がない事には溶接も出来ません。
その部分だけの部品提供もありません。
という事で取替という事になりましたが、幸い社外製のセンターパイプがあったのでそちらを利用して費用を5,000円ほど抑える事が出来ました。
純正相当品なので品質は問題ありません。
部品が入荷後に再度ご入庫いただき交換作業を開始。
懸念材料はこの取付ボルト。
錆び付いて固着している上にバネで隠れている部分が腐食で細くなってしまっています。
バーナーで受け側を熱して取り外しを試みたものの…
やはりボルトは切れてしまいました。
この残ったボルトをなんとか取り外さなければなりません。
最悪、ドリルで穴を開けてタップでネジ立てか…
再度バーナーで真っ赤に熱して…
バイアスプライヤーでガッチリ切れたボルトを挟んでグリグリと。
切れた部分が根本じゃなくて良かったです!
という事でなんとかボルトを抜く事に成功。
取付時は新しいボルトを使います。
新しいセンターパイプが付きました。
熱をかけたパイプ接合部とリヤマフラーを耐熱塗料で仕上げて作業完了となりました。