クォーターパネルが大きく損傷したブルーバード
目で見える損傷のほかに〇印の部分にも歪みができていてパネル全体が損傷している状態
通常だとパネルをカットして溶接する大きな修理作業となりますが費用も大きくなってしまいます
保険も適応外で自腹修理ということもあり何とか費用をおさえて修理できないかとのご相談・・・
修理跡や色の差などは気にしないとのことで鈑金で修理することとなりました
まずは大きく凹んだ部分を引き出します
トランク内はハンマーが入らず叩いて出すことはできませんでした
周りの歪み部分も少しずつ引き出し
大きな凹み部分はなんとか出てくれました
パテ盛りして削ってを2回繰り返して形を形成していき
サフェーサー(下地塗装)吹き付け
パテを削った細かいペーパー跡等をなくすためここでもパテ付けと研磨
再度サフェーサーを吹き付けてようやく塗装の工程となります
色の読み込み中
専用のカメラで読み込んで調色データを確認します
白何g、黒何g、パール何g.....などデータ通りに混ぜ合わせて塗料を調色
他のパネルに吹き付けて現車の色と合わせてみて、もう少し黒っぽく、もう少し黄色っぽくなどと微調整
最後の微調整は”カン”です
それでも100%同じ色を出すというのは不可能なんですけどね.....
白 → パール → クリヤー の順で吹き付けていって塗装の工程は完了
3コートパールの塗装なので3工程での塗装作業となります
隣のパネルとの色の差が出ないように”ぼかし”という塗装技術を使います
塗装を徐々に薄くしていってグラデーションをかけるイメージです
塗装が乾いたら仕上げの磨き作業
塗装時に付着した塵などを除去するとともに塗装の面を整えて艶を出します
そして完成
パネル交換をしないで何とかきれいに仕上がりました
角度を変えてよ~~~く見れば修理したなと分かってしまいますけどね.....
お客様も「ここまでキレイになるとは思ってなかった」と喜んでいただけました!
ちなみに費用もパネル交換と比べるて半分くらいでに抑えることができました