GRS202クラウンのATF(オートマオイル)を交換します。
10万km走行ということでオイルパンを取り外して内部の洗浄も実施します。
まずはATFを抜きます。
オイルパンと内部のフィルターを取り外しても全容量8L中4.5Lしか抜けません。
内部に残った半分近くのATFを入れ替えるにはトルコン太郎で圧送交換が必要となります。
これはどの車種でも同じです!
外したオイルパンはこんな状態。
一見汚れが無いように見えますが…
ウエスで拭くとこんなに真っ黒に!
この汚れはATFを交換しただけではキレイにできません。
パーツクリーナーを使用してキレイに洗浄しました。
ミッション側もパーツクリーナーで洗浄
新しいフィルターに取り替え、キレイになったオイルパンを取り付けたらトルコン太郎でATFを圧送交換します。
オイルパン取り外し時に抜いたATF約4.5Lを補充した状態。
ビンの中は最初に抜いたATFです。 この時点でだいぶキレイになりましたね。
1回目の圧送交換後。
左は新しいATFで右が現在の内部ATFです。
若干黒っぽさはありますが、新しいATFとほとんど同じ色になりましたね。
この状態でクリーニングモードに。
新しいATFの洗浄力を利用してミッション内部をキレイに洗浄します。
取れた汚れはトルコン太郎のフィルターでしっかりキャッチ。
汚れを車には戻しません!
そして仕上げの圧送交換。
色も透明感も新しいATFと遜色ない位キレイになりました。
最後に油量調整。
メーカー指定の油温でATFを溢れさせて、排出されるATFが糸状になったら適量のサインです。
この作業が重要で、熱により膨張するオートマオイルは抜けた分だけ補充しても適量になっていません。
オートマオイルは多過ぎても少な過ぎてもダメですよ。
試運転とコンピュータ診断で異常がない事を確認したら作業完了です。
型式:GRS202
作業費用:76,000円