GW前にオイル交換でご入庫の際にラジエーターアッパータンクの亀裂が発覚したランサー。
連休前で部品もすぐに用意は出来ないのでとりあえず応急処置を施して連休明けに交換作業となりました。
アッパータンクの合わせ部分から多少の滲みは見られましたが、大きな漏れは無くラジエーター内の冷却水はそんなに減ってはいませんでした。
もっともそんなに乗っていなかったようですが…
社外の新品ラジエーターに交換します。
純正部品より少し安価です。
新しいラジエーターに付け替えて冷却水を注入。
そして最終チェックを。
冷却水ラインのエアー抜きはしっかりしたのに細かい気泡が止まりません。
これはヘッドガスケット(エンジン内のパッキン)が抜けた時の症状。
ラジエーターからの水漏れで冷却水が少なくなってオーバーヒート。
その影響でヘッドガスケットが損傷して燃焼室から排気ガスが漏れてきてる状態です。
こうなるとエンジンを半分に割ってガスケット交換になるわけですが修理費用も高額に…
今回は費用を抑えるために。
ヘッドガスケットフィックスという添加剤を使用することにしました。
この添加剤を注入してしばらくエンジンをかけっぱなしに。
添加剤が損傷部分に入り込んで熱で硬化、漏れを止めて来れます。
注入後のチェックで気泡が出なくなった事を確認して作業終了しました。