NT32エクストレイルのCVTF(オートマオイル)交換。
オイルパンの脱着洗浄後にトルコン太郎で圧送交換します。
現在の走行距離は126,000km、ステッカーを見ると100,000kmでの交換歴があります。
一見そんなに汚れて無いように見えますが…
鉄粉吸着用マグネットとオイルパンを拭いたウエスは真っ黒になりました。
パーツクリーナーでキレイに洗浄しました。
ミッション側もパーツクリーナーで洗浄。
フィルターは新しい物に交換です。
この車両はもう一つフィルターが付いていて、筒を取り外すとフィルターが出てきます。
汚れたフィルターを新しいフィルターに交換。
これで清掃作業は終了。
抜いた分のCVTFを補充したらトルコン太郎圧送で圧送交換スタート。
補充分と1回目の圧送交換にはアイシン製CVTFを使用しました。
補充が後のCVTFの状態。ペットボトルは最初に車両から抜いたCVTFです。
左が新しいCVTF、右は補充後のミッション内部のCVTF。
全容量約8Lで4.5Lほど補充したので半分ちょっと交換した状態です。
オートマの構造上オイルパンを外しても半分くらいしか抜けないんですよね。
それでも交換歴ありなのでこの時点でだいぶキレイになってます。
1回目の圧送交換後。
ミッション内のCVTFの色移りで新しいCVTFと同じ色にはなりませんが、透明度は段違いに上がりました。
このまましばらくクリーニングモード。
新しいCVTFの洗浄効果でミッション内部をキレイにします。
落ちた汚れはトルコン太郎のフィルターでキャッチ。
クリーニングモードが終わったら仕上げの圧送交換。
ワコーズCVTFセーフティスペックで再度圧送交換。
新しいCVTFとミッション内部のCVTFが同じ色、同じ透明感になりました。
最初に抜いたCVTFとの比較。
圧送交換だからここまでキレイに入れ替えが可能になります。
最後はCVTF量の調整となるんですが、調整する時はCVTFの温度が35℃〜45℃の間で実施しなければなりません。
現在72℃。。。
トルコン太郎での圧送交換はエンジンをかけた状態で行うので油温が上がります。
温度を35℃位まで下げなくてはいけません。
数時間待った後ようやく油量の調整。
指定温度でCVTFがオーバーフローしなくなったら調整作業終了です。
試運転とコンピューター診断で異常が無いのを確認したら全ての作業が終了となります。
だいたい丸1日お預かりしての作業。
CVTFの温度を下げるのに結構な時間を取られてしまうんですよね。
夏場はなかなか温度が下がらないのでクーラーで強制冷却する事もあります。
エンジンオイル同様にオートマオイルも定期的な交換をお勧めします!