まちのくるま屋のブログ

オートサービスイトウ社長が発信するブログです。車屋の日常や作業事例をメインに趣味の釣りなどを交えて発信します。

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レガシー CVTF交換

トルコン太郎にてレガシーのCVTF(オートマオイル)圧送交換のご依頼です。

他ショップにて内部パーツのバルブボディを交換をされた後にご入庫いただきました。
早速トルコン太郎をオイルラインに接続し圧送交換スタートです。

この車両のCVTには「スバルハイトルクCVTフルードトロニック用」という専用のCVTFが使われています。フルード量は約13L。

当店が主に使用しているワコーズやアイシンのフルードでは非適合となるため、純正のCVTFをご用意させていただきました。

ワコーズ製、アイシン製以外のフルード(オイル)ご希望の際は、量り売りではなく一缶単位の販売とさせていただきます。

ちなみにフルードの持ち込みは不可とさせていただいておりますm(_ _)m
交換前の状態。右側がミッション内部のCVTFです。

バルブボディ交換時に数リットルのCVTFが入れ替わっているだけあってキレイですね。
1回目の圧送交換後です。

ほぼ新しいフルードと入れ替わったようですが、「しっかり内部洗浄」がご要望でしたので30分ほどのクリーニングの後もう1度圧送交換します。
2回目の交換後です。もう右側の新しいフルードと同じ色ですね!

入替が完了したのでトルコン太郎を外してフルード量の調整を行います。

オイルレベルゲージがない車両なので、ミッション側部のオーバーフローボルトを外しそこからフルードが溢れ出るラインで調整しなければなりません。
さらにフルードの温度が35~45℃の間に調整しなければいけないのでスキャンツールを用いて油温を確認しながらの調整となります。

しかもエンジンをかけたままの状態なので45℃を超えないように作業スピードも必要です!

抜けた分だけ注入すれば良いといった簡単なものではないんですよ~
同時に前後のデフオイルも交換して作業完了となりました。


当初は3時間程で作業完了の予定でしたが、作業寸前にオイルレベルゲージが無いことが分かり急遽丸一日お預かりすることとなりご迷惑をかけてしまいました。

今回のような油量調整が必要な車両は60℃以上にあがったフルードの温度を自然冷却で一旦35℃位まで冷やす必要があるため作業時間が長くなってしまいます。

車種や作業開始時間によっては2日間お預かりする場合もございますのでご了承ください。